365 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2015/02/09(月) 21:00:14 .net
警察と言えば4年前のことなんだけど、祖父ちゃんが車の運転中の安全確認も十分にできていないし、
年に何回も走行中に脱輪したりガードレールに接触するもんで、運転は止めるよう家族で説得しても
絶対に嫌だと言ってきかないから困ってたんだ。
それで運転免許センターに電話して、上記のような理由で困ってる、事故を起こす前に何とか車の運転を止めさせたいから
本人を説得して欲しいと頼んだら「取り敢えずご本人を連れて来て欲しい。まず適性.検査をさせてもらって、
運転を控えた方がいいという結果が出れば、そのようにご本人に話してみますから」と言ってくれた。
数日後、祖父ちゃんに、運転免許センターの適性.検査で問題無しと出れば、もう運転を止めろとは言わないからと言って、連れて行った。
適性.検査の結果では、すぐに運転を止めた方がいいというほどではなかったんだけど、担当官が祖父ちゃんの歩き方や会話の受け答えから
車の運転は控えた方がいいと判断して、祖父ちゃんの説得を始めてくれたんだけど、それを横で聞いてて戦慄した。
警察の担当官と話しているという相手の心理も織り込んで、実に言葉巧みに思考を誘導するんだよ。
脅したり大声で威嚇したりは決してしないんだけど、担当官が設定した結論に向かって祖父ちゃんの考え方をコントロールしていって、
30分も経たないうちに、その日に免許を返納して帰ると祖父ちゃんに言わせた。
一種のマインドコントロールと言ってもいいんじゃないだろうか。あんなにゾッとしたことは他に無い。