精神病院の生活
一週間ほど身体拘束されたあと、やっと拘束を解いてもらえた。薬を強制投与された時点で、自分がおかしくないという証明は失敗に終わる。そうなれば、優等生になって早めに退院を目指すしかない。病院生活において、せっかくの機会だから普段なかなかできない、ダイエットをする事にした。閉鎖環境下で外に出られない為、おやつを注文しない限りは、完全に栄養計算された入院食しか食物を摂取する機会がない。
更に医師がメディカルチェックをしてくれる。つまりは理想的なダイエット環境なのだ。ご飯の量は200-250グラムが成人男忄生のご飯量だが、これを160グラムに変更しただけだ。あとは特に何もしない。身体がなまるので、廊下を歩く程度である。スタートは体重91キロからだ。
隔離室にいる場合、通信の自由も著しく制限される。手紙は可能。電話は弁護士か東京都精神保健部局のみ。つまりは人権侵害には配慮してますというポーズである。試しに東京都にかけてみたら、部局間でたらい回しにしされ、なんの解決にもならない。入院に関する措置申立という手続きをするのに、処理期間が3ヶ月かかるという。急忄生期病棟は3ヶ月が入院限度で90%以上の患者がそれ以内で退院する。3ヶ月異議申立に処理時間がかかるということは、結論出る頃には退院している事になり、制度として全く意味をなさない。
また入院患者の中に私選弁護士を雇える余裕のある人がどれだけいるのであろうか?精神病院の中から知らない弁護士に電話したところで、高確率で門前払いされる。弁護士は精神異常者の愚痴を聞くだけの羽目になり、争う余地も法的にはない。そもそも精神保健福祉法自体が強固でありそれに対して勝ち目はまずない。医者が異常だと判断したら、拘束しようが監禁しようがなんでも合法なのだから。弁護士側からしてみれば、面倒なだけのまともに会話が成立するか怪しいクライアントで裁判起こす余地がない、まったく客として旨味が無いのだから、商売として門前払いするのは当たり前である。
そうなると知り合いの弁護士に義理を通して依頼するか、金を積むしかなくなる。金も人脈も乏しい社会的弱者は、弁護士を使いたくても使えない。役所への審査請求にしても、弁護士にしてもシステムとして機能不全に陥っている。人権や尊厳が侵害されても、泣き寝入りするしかないのである。
一週間ほど身体拘束されたあと、やっと拘束を解いてもらえた。薬を強制投与された時点で、自分がおかしくないという証明は失敗に終わる。そうなれば、優等生になって早めに退院を目指すしかない。病院生活において、せっかくの機会だから普段なかなかできない、ダイエットをする事にした。閉鎖環境下で外に出られない為、おやつを注文しない限りは、完全に栄養計算された入院食しか食物を摂取する機会がない。
更に医師がメディカルチェックをしてくれる。つまりは理想的なダイエット環境なのだ。ご飯の量は200-250グラムが成人男忄生のご飯量だが、これを160グラムに変更しただけだ。あとは特に何もしない。身体がなまるので、廊下を歩く程度である。スタートは体重91キロからだ。
隔離室にいる場合、通信の自由も著しく制限される。手紙は可能。電話は弁護士か東京都精神保健部局のみ。つまりは人権侵害には配慮してますというポーズである。試しに東京都にかけてみたら、部局間でたらい回しにしされ、なんの解決にもならない。入院に関する措置申立という手続きをするのに、処理期間が3ヶ月かかるという。急忄生期病棟は3ヶ月が入院限度で90%以上の患者がそれ以内で退院する。3ヶ月異議申立に処理時間がかかるということは、結論出る頃には退院している事になり、制度として全く意味をなさない。
また入院患者の中に私選弁護士を雇える余裕のある人がどれだけいるのであろうか?精神病院の中から知らない弁護士に電話したところで、高確率で門前払いされる。弁護士は精神異常者の愚痴を聞くだけの羽目になり、争う余地も法的にはない。そもそも精神保健福祉法自体が強固でありそれに対して勝ち目はまずない。医者が異常だと判断したら、拘束しようが監禁しようがなんでも合法なのだから。弁護士側からしてみれば、面倒なだけのまともに会話が成立するか怪しいクライアントで裁判起こす余地がない、まったく客として旨味が無いのだから、商売として門前払いするのは当たり前である。
そうなると知り合いの弁護士に義理を通して依頼するか、金を積むしかなくなる。金も人脈も乏しい社会的弱者は、弁護士を使いたくても使えない。役所への審査請求にしても、弁護士にしてもシステムとして機能不全に陥っている。人権や尊厳が侵害されても、泣き寝入りするしかないのである。