356 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2016/10/27(木) 05:18:17 ID:AHyfPl5N.net
小学生の頃、電話恐怖症が酷すぎたために友達から絶交された。
当時住んでた家は、1階が父が経営していた工場で、2階が住居だった。
携帯なんてまだ普及してない時代、電話回線も工場・自宅一緒くただった。
イタ電、無言電話は日常茶飯事、工場の従業員が電話に出れない時は代わりに応答していたけど、
かなりの確率で相手先に怒鳴られたり、酔った相手に絡まれるなど、嫌な思いばかりしたため、極度の電話恐怖症に。
出ることもかけることもできなくなってしまった。

ちょうどその頃、転校してしまった友達と文通をしていて、彼女は毎回電話番号を手紙に書いて「電話してね」と書いてくれたけど、
怖くて電話をかけられないままだった。
さすがにおかしいと思ったのだろう。ある日「何で電話くれないの?」と手紙に。
正直に話すしかないと実は...と理由を書いて返事を送った。
数日後、再び彼女から手紙が。
「○月○日○時、うちに電話して。大丈夫。絶対私が出るから。もし電話くれなかったら絶交するからね」
流石にこれは電話しなければならない。彼女は私の声を聞きたいんだ。頑張ってかけなきゃ!
と思ったけど、
どうしてもこれまでの恐怖が頭から離れず...
そうこうしているうちに予定日が来てしまい、ついに恐怖に勝てず、それっきり彼女とは絶縁状態に。
今思い出しても、彼女に申し訳なくて仕方がない。間違いなく電話の前で私の声を聞けることを楽しみにしていたはず。
それなのに、本当にひどいことをしてしまった。

社会人になった今、いくらかは電話をかけたり出たりできるようになったけど、今でも電話は好きではない。
こんなところにこんなことを書いても仕方ないけど、私のどうしようもない事情で彼女を傷つけてしまい、本当にごめんなさい。